Interview
メンバーとともにデータを見つめ、品質の安定を保ち続ける。

供給DIV・福島工場 福島Aライン
Hさん
2019年入社
Q.入社のきっかけを教えてください。
大学では主に味覚に関する研究に携わっており、食品業界を中心に就職活動を進めていました。食べておいしいだけでなく、食べて楽しいUHA味覚糖の商品に感銘を受けて、入社を志望しました。また、特徴的な商品を次々と生み出すうえで、高品質なものをつくり続けられる製造現場の高い知識と多彩な技術力に興味を持ち、現場の一端を担いたいと、製造職を希望しました。
Q.現在はどんなお仕事を担当されていますか?やりがいも教えてください。
キャンディの包装工程において、機械のメンテナンス、作業環境の改善、製品の品質向上などにあたっています。生産を担うパートスタッフの管理も私の仕事です。日々機械の稼働状態を確認して調整やメンテナンスの計画を立てるほか、作業が偏らないようにパートスタッフの配置を管理したり、誰がしても同じ結果が得られるように作業を改善しマニュアル化するなどして、さらなる品質の向上を目指しています。機械を止めることなくこれらを確実に実行し、品質の高いものづくりを続けることで利益につなげています。
多岐にわたる業務の中で最も難しいと感じるのが、品質の維持です。安定した品質には機械の調子や外気温など抽象的な事象を含めたさまざまな要因が関わっており、ときにはでき上がった飴の軟らかさなどから判断して調整する必要があります。常に品質を保ち続けるために、考えられる要因を数値化・データ化して目に見える形で比較検討するよう心がけています。品質の維持・向上は、ロスの削減にも直結します。0.1%でもロスを削減できれば年単位で大きな金額になるため、効果が得られるようにヒット&エラーを繰り返し行います。前日と比べて効果があればその方向性で進め、効果がなければ違うアクションを起こす。データをもとに挑戦した結果がすぐに形となって表れるため成果を感じやすく、やればやるだけ伴う結果がやりがいになっています。
Q.では最後に、今後の目標を教えてください!
設備改良、作業改善による少人化が目標です。現状の設備では飴を1つ1つ包装する包装工程と袋に詰める仕上げ工程とのバランスを取るために、箱で一時的に飴受けを行う必要があります。また、割れやすい種類の飴は冷却の工程が必要です。仕上げ工程のキャパシティーを上げたり、飴が割れないような工夫があったりすれば、作業に割く時間や人員を削減でき、作業者の負担を減らすことができます。それには大幅な改良が必要になるため、メンバーとともに製品や設備の特長について細部まで理解を深め、試行錯誤を続けています。
たとえ実現不可能に見える課題でも、しっかりと方向性を示して提案すれば、快くチャレンジさせてくれる会社です。今後は生産システムや購買など生産に関わるほかの部署でも経験を積み、広い視野をもって生産現場の改善を目指して挑戦を続けていきたいです。